Track byAsami Tono
川岸の草が揺れ 静かに降り立つ 威厳に満ちた眼で見るもの あの日のこと ずっとここにある 離した手も 夕方の匂いも 羽を広げ舞い上がって 今日の分の幸せを数えて 空いた穴を埋めるでもなく そのまま飛び越え 荒波にひとり立つ 光が見えるまで 掛け違えたボタンを外す 明けたはずの空を眺めては 惑い泣いてもがいてみる 濁る水をかきわけて進む