言い訳ひとつ浮かべた 青だけ変わらないまま あの夏ごと置き忘れた 続きを今も歌うの 「遠回りしすぎたみたい」 はにかむ君の歩幅と あの夏がもう褪せないように 続きを今歌うの 何回何十回だって願うよ まだ君を思いだせるうちに 遠くへ 遠くまで、と そんなふりをしていた 空も知らない場所まで それだけ分からないまま 君がかけた魔法が解けて 不意に涙がこぼれた 不器用に歌い明かした つたない言葉の数は 僕にかけた魔法のように 背中を今も押すの 何回何十回だって願うよ まだ君が消えちゃわないうちに 遠くへ 遠くまで、と そんなふりをしていた またねと手を振れば もういちど会える気がして 遠くへ 遠くまで 君は夏の風と 同じように笑っていた