私は 深い夢の中で 迷い込むんだ 幾千の花と 時の風に 包まれた庭園へ 静かに 閉じた瞼の奥から 見えてくる 閉ざされた扉 この手で開けて・・・ 雨上がりの 澄み切った世界で 行き場も無く ただ歩いていた 足元見れば 無数の鏡が 歪んだ景色を 映し出していた 見上げれば 広がる青空 手を伸ばせば 届きそうな気がした どこまでも 埋め尽くされた 鮮やかな 花達が 歌いかけてくるよ 神秘の旋律を 私は 深い夢の中で 迷い込むんだ 幾千の花と 時の風に 包まれた庭園へ 静かに 閉じた瞼の奥から 見えてくる 閉ざされた扉 この手で開けて 聴こえてくる? 妖精達の唄が 「キミヲ ココヘ イザナウ・・・」 日が沈んだ 暗闇の世界で 孤独に怯え 一人泣いていた 見渡せば いくつもの光 輝いては消える 美しい蛍火 いつまでも 咲き続けている 鮮やかな 花達は 守り続けるよ 生命の灯火を 私は 深い夢の中で 見上げるんだ 幾千の星と 白い月が 浮かんでる星空を 閉じてた 重い瞼を開けば 頬を伝う 雫も 過去の傷も 全部受け入れられるでしょう 永遠に咲き誇る花と共に 「スベテハ ユメニ キエユク・・・」 私が 深い夢の中で 迷い込んだ 幾千の花と 時の風に 包まれた庭園は 静かな朝の光を浴びて 消えていく 開かれた扉 霞んでいくよ 私が現実と夢の狭間で聴いていた 妖精達の唄は 今は既に聴こえない 波紋が広がり 目が覚める 花、枯れるまで咲く 声、嗄れるまで叫ぶ 時、止まるまで刻む 息、絶えるまで歌う