脱ぎ捨てたブラジャーが 抜け殻のように見えて 隣で眠る君は もうすぐどこか 飛んで行くのかな 眠ってしまうには あまりに勿体無いな 抱きしめた感触だって まだ残っているのに このままもう 独り占めしたいな このまま 火照った身体は熱くて 君を溶かしてしまうよ 柔肌をつたう雫が アイスクリームみたいだ ベトベトにまとわりついて いつまでもとれなかった 甘そうに見えたのに 苦い後味が残った 付けっ放しのテレビが 君を白く縁取って 「幻みたいだね」って 笑いあってた 楽しい時はいつも 悲しみの前触れだなんて そんな考え方は 君に似たのかな このままもう 独り占めしたいな このまま 暖めるつもりなのに 君を溶かしてしまうよ 頬を伝う雫が アイスクリームみたいだ 優しさじゃ拭えなくて いつまでもとれなかった 甘そうに見えたのに 見えたのに もう僕だけのものになって もう僕だけのものになってよ いつか溶けてなくなる前に 僕だけのものになって もう僕だけのものになってよ いつか溶けて消えちゃう前に