振り返らずに 踏み外さずに 敷かれたレールの上 走り続けて 辿り着いた先は理想郷? 「ああ、正しいさ」と 自分自身に言い聞かせながら 深いため息ついては また歩き出した 砂時計は知らないうちに 積もっていた それでも今 退屈な世を抜け出して 新たな未来を描くよ 限られたこのキャンバスを 鮮やかに染め 偽ることは止めにして 信じた方へと進むよ 後戻りはできなくとも もう迷わない つまずきながら 離されながら 張り合うボードの上 競い続けて 辿り着いた先に何を得る? 流されぬよう 自分自身に暗示をかけて 「さあ、まだいけるさ」と うそぶいては 虚しいだけ 花時計はとうの昔に 止まっていた だからこそ今 見えない明日を選ぶより 光が射す道捜すよ 限られたこのキャンバスに 溢れ出す夢 わずかな時間(とき)しかないなら 信じた方へと進むよ 捨てるものがあるとしても もう構わない 失った思い 拾い集めて その欠片 こぼさぬように 手を固く重ねていた もう二度と離さないと 退屈な世を抜け出して 新たな未来を描くよ 限られたこのキャンバスを 鮮やかに染め 偽ることは止めにして 信じた方へと進むよ 後戻りはできなくとも もう迷わない
