消えそうなくらいに 頼りない希望繋いで 甘えることも泣くことも 許されないまま まっすぐただまっすぐ生きてきた 人が 当たり前に報われる 世界でありたい 道を譲り続けて遅れて歩く 言い訳一つもせずに その優しさに 気付かぬままでいたくない たった一筋の光でさえも 闇の向こうに消え去って 俯いた背中 それでもどうか笑顔が見たいよ どんなに今日が辛くたって 決して誰かを傷つけはしない 気高き人よ 君に幸あれ 取り返しもつかないくらいの 過去とは何? 一点の傷も恥もない人とは誰? 邪魔にならない場所でひそかに 咲いた 花のような喜びさえ 心無い 手にむしりとられてしまうのか? 産まれたばかりのヒナを守って 震える親鳥のように 凍える手足に構わず耐えるその目は 綺麗だ 涙も枯れたその後で それでも未来は素晴らしいと 祈り続ける 君に幸あれ まるで生きていく 意味などないかのように風たちは 話しかけてくるよ ひとり強く、強くいなければ駄目と 震わせた肩を抱きしめたい たった一筋の光でさえも 闇の向こうに消え去って 俯いた背中 それでもどうか笑顔が見たいよ どんなに今日が辛くたって 決して誰かを傷つけはしない 気高き人よ 君に幸あれ 涙も枯れたその後で それでも未来は素晴らしいと 祈り続ける 君に幸あれ