あの日の幼子は 闇に堕ちた棘姫 幾多の儀式の中で そっと愛を囁いて 今宵君は傀儡のように踊る ここは何処 私は誰かも 不鮮明に熔けてゆくような ドールハウス 朽ちる薔薇と蔦を這うような 鮮血は従属のエンブレム 従順な君 片翼さえもがれ いまだ縋り付く 歪んだ愛は 狂おしい情動 開かないこの箱庭 堕ちてゆく残酷はそう 飴と鞭で飾られて 今宵君は傀儡のように踊る 侵すべからず禁忌に触れて 息を殺し熔けてゆくような ドールハウス 闇はふたりの影を覆い 隠す黒い思惑はインヒビット 幼い頃 取り合った手のひら 握り締める刹那 歪み出す現実 崇拝の儀式は 秘めたる感情の元で 結ばれしこの主従は 永遠の時の中で 今宵君は傀儡のように踊る あの日の幼子は 闇に堕ちた棘姫 幾多の儀式はそうよ アナタを手に入れるため 狂おしい情動 開かないこの箱庭 堕ちてゆく残酷はそう すべてアナタだけのため 今宵君は傀儡のように踊る