薄暗い雲紛れ 目に映った 君と夏の始まり 暮れなずむ今際に 目を隠した そんな 夏が終わる 愛想なんて無い それでも笑った そんな夏に一人 意味も無く歩く 君を描いた こんな夏で二人 ただ 酔う 清冽な青を見舞う もっと もっと 奪うように 攫うように 「人生に価値なんか無いから 全部戯言でいい 」と そうやって何回も 自分を騙した ずっと目に映る景色が 翠と徒花になるなら そうか僕じゃ 何も変われないか 散々だ笑えないや 綺麗な顔のままで 分かっちゃいない 夏に舞う残火 散る花のよう 取り戻しに行けるかな 約束したんだ 夕暮れに酩酊 折角だからさ 全部壊そうか 溶かしていくんだ 夏のせいだ 愛憎だっていい 君だけが居ればいい だから まだだ 忘れるな! 最低だって思い馳せる 君の顔が滲む 分かっていた 蒼二色咲くは夏の夜啓 目に映らぬままで 最悪だ 笑え歌え 青盲のファンファーレを 鳴らせ! 浅凪すら 描く夏果 美しい君に酔え ただそれだけでいい ただ 映る君へ