空っぽな今日から きっと逃れたくて 目指した雲 がらんどうな僕は みっともないな きっと誓うよ空に もう怖くないこと 不安そうに笑った表情で 手を伸ばした 空に頼るように フラットな声に乗せた 届かないね わかってるって 踏み出して見えた景色が 過去の僕を笑った 放った「忘れたくて」 怖がって足踏み でも確かにそこに見たんだ 白んだ空 音まで不確か 眺めてたら降り注いだ 息も生き辛さも忘れて 溶け込めたら楽なのにな やらず雨と歌って また笑うこと 諦めていたんだ 踏み出してみれば そこまで高くはないみたいだ 誓いもこれくらいなら 怖がったことが 僕を確かにここに繋いだ 不甲斐ない雲 手触りはなくて 溜め込んでたことは忘れた 途方に暮れた風は今に凪ぐ 苦しめられたはずのあの景色も 今じゃ愛しくて 立ち尽くすだけでも 踏み出せたから もう構わないんだ 誓いも破り捨てて 広がった目の前 ほら確かにそこに見たんだ 白んだ空 大人に近づくたび 自分が嫌になって ぼやけたままの景色も 塗り替えて いつか乾いて砕けぬように そっと濡らしながら それだけは確か 音まで不確か