見えない枷に繋がれて (砂の街) 乾いた道に倒れた奴隷たちの墓を 掘る 神に祈れど 腹が減るばかり(最期まで) 「生き延びたって意味はないのさ」 同胞の遺言も埋めて 悪しき竜の支配からは 誰ひとり抗えず 力のなき者よ ここで野垂れ死ぬのを望むか? 炎を纏い 問いかけた乙女は 絶望に沈む世界を 夜に瞬く星よりも明るく照らし 希望となった 乙女が旗を掲げれば(集う民) 生きる意味ならここで作ると 誰もが武器を取った 人に有って竜には無い 唯一の力とは ただ愛したものの為に 己を捧げる心 孤高の竜に怯えていた頃の 苦しみと怒り火種に 燃え上がるのは聖なる焔と謳った 炎の乙女 神のいない時代を選んだ 異端はやがて正しい歴史となる 国を興し王はその意志を継ぎ 剣を掲げる乙女を壁に描いた 世界救いし聖女と