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風に消えた街 Renatus ver.

Track bycanoue

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1
  • 2019.08.12
  • 6:27
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歌詞

刻の果てに沈んだ砂礫の街 古びた靴に傷を付けて 錆びた鉄の匂いを纏う扉 朽ちた季節に耳を澄ます 遠い昔 君と僕がいた世界 眼を閉じれば そこに何も変わらぬ景色があった 輝く月の夜に掌を重ねて 云えない希いを呑み込む 灰色の霞の中 触れない追想 それでも僕を誘い出す 風に混ざる詩のように 綺麗な石ばかりを集めていた 土に塗れて汚れたまま 星と星を結んだ白い指が 眩しいほどの夜空を分かつ 掴んだもの 失くしたものも等しく どちらも最期には強く光ると… 君の言葉が今もざわめく 過ぎ去る人の影が僕の手を擦り抜け 流れる夢と知りながら 降り注ぐ想いの雨 瞬きに留めて そのまま僕は見送った 風が攫う街の跡 儚い月灯りが君だけを照らして 終わりの記憶を告げても 灰色の霞に咲く鮮やかな憧憬 いつかは僕もそこへ行く 愛しいもの全てが僕の手を離れて 崩れた砂と舞い上がる 永久の霞の中 遠ざかる追想 それでも僕は忘れない 風に消えた街と、君を――

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