鍵を掛けた鳥籠 (今ひらく閉ざされた部屋) 永い夢から醒めて (ただ臨む唯一の星) 暗闇に現れた銀の羽が描いた扉 飛び立つ君よ 私の心を連れ出して この瞳に映ることのない窓の向こう 側 大空と海の彼方 異国の大地を越えて 辿り着く未来は楽園(エデン)か 落陽か 歓びも哀しみも 幸せも不幸せも これから知る君が眩しい 誰も居ない鳥籠 (もう色も音もない部屋) まるで忘れた旋律(メロディ) (ただ願う永遠の詩) 残像が揺らいでも 銀の羽の光はここに 別れた君が私の心を掻き乱す この声届くはずもない 旋風(かぜ)に叫んでも 空白を埋められずに渇いた夜が 続いた 上書きの世界で消えてゆく存在 それでも極星(ほし)を目指す 道程には意味がある? 私はまだ明日が眩しい