わたしはうたをうたっている ほぼ全曲きみのうたなんだ 忘れられないあの頃の涙を 拭うにはこれしかなかった でも君は 音楽に興味が無いから 私のうたは ただのラブソングで終わってしまう 私のうたを聴いて 思い出してしまえばいいのに これじゃわたしがずっと 負けてばっかみたいだし 私のうたを聴いて 泣いてしまえばいいのに その涙ずっとほっぺに付いたまま 取れなきゃいいのに。 わたしは音楽で食べている なんとか夢は叶えつつある 忘れられない君のうたで 少女の背中を押せているみたい 報われない あの頃の記憶は消えないけど 君のおかげで 歌い続けられてる 私の歌を聴いて 前を向けた少女がいた これでよかったと 思えるようになってきたよ 私の歌を聴いて 運命の人と結ばれた少女がいた 私の歌が幸せを呼んだらしい 大きなステージで 客席を見渡していた 見覚えのある顔が見えた 大好きだったあのひとだった でももうあの時みたいに 泣いたりしないよ あの時のラジオの向こう 少しだけ映ったテレビの向こう 新曲流れるイヤホンの先 どこかにいたのかな 思い出してくれたかな 私の歌を聴いて 涙を流す君が見えた どんな気持ちで私に会いに来たの? 私の歌を聴いて ちょっと後悔してるでしょ その涙ずっとほっぺに付いたまま 取れなきゃいいのに。 今はもう 君の幸せを願う歌を歌ってるよ