ねぇ もう会いに来ないで ねぇ もう連絡しないで ひとり思い出して 越えられない夜を 過ごせばいいのに ねぇ あのね もう涙は出ない 悲しいほどに たくましい とっくに あなたの望む あたしは 居ないよ 居ないよ 「あたしだけ」 に何度も滲ませた透明 あなただけに気付いて 欲しかったんだ透明 別れ際キスをして 綺麗にお別れしたかった 「あたしだけ」と何度も叫んだ胸中 あなただけには 聞こえていなかったんだね あなたのさよならは綺麗で綺麗で 綺麗で ダサいよ 愛してくれていたんだね 過去のLINEを見返す 後悔して 無数の点線に袖を 掴まれればいいのに 「あたしだけ」 ずっと味の無いご飯を食べて あなたは上の空 美味しそうに頬張るの 忘れないよ ずるい表情 あなたも味してなかったでしょう? 「あたしだけ」 ずっと触れるのが怖かったあなたを あの頃みたいにぎゅっと 抱きしめたいよ本当は あたしのものじゃない あなたはもう愛おしく思えないよ あたしもね、抱きしめた時 うなじの 香りがこびりついて 忘れられないダサい女 「あたしだけ」 に何度も滲ませた透明 あなただけには気付いて 欲しかったんだ透明 あなたのさよならは綺麗で綺麗で 綺麗で ダサいよ