夜明けを告げる鐘 遠く 鳴り響けば 今 幻想は 剥がれ落ち 白く染まる まやかしを 信じ続け その 眼は 光 失くす 朧な無垢に 穢れを刻む 偽りの 支配者たちを 懼れること など無い 堕ちてゆく者よ 毟られた 羽で 紡がれた 運命を 翔べ 狂える 神に 捧げる 賛歌が 鳴り止まぬなら 闇を薙いで あぁ 歪な幻想を 砕き 弱さを 飲み込め 忍び寄る影を 受け入れる ほどに 灰になる 魂の底で 芽生えた 疑惑 目覚める ための 術はない? 愚かな 人間の 足掻きを 見て 虚ろな月が 嗤う 共に往く者よ 懼れなど 捨てて 繋がれた 運命を 断て 遠く 聞こえる 誓約の鐘が 鳴り止まぬなら 迷い 穿て 今 幻想は 剥がれた その手で黒 塗り潰せ 答えを 求めた 無垢な鳥よ 進め 堕ちてゆく者よ 毟られた 羽で 紡がれた 運命を 翔べ 聳える 闇が 幾度 魂を 蝕むとしても 終わらない 張り上げた声が 闇夜を 照らした 奏で 続ける 明けの詩 双子月が 巡る 真実を 求め 魂は 禍つ 闇に あぁ 歪な世界を 砕き 懼れを 飲み込め 藍を 染める 朝焼けに 響く 鐘を 残して