私の 世界にだけ舞う雪 静寂に 落ちる 月照らし 映す影の 姿 ひとつ 佇む君の背 風花 眩く 視界 奪われ 終の世界に 繋がれた夜は 白い雪の上 足跡残した 流れる時の 君は遠ざかる 雪夜に 逸れて 君の傍で 芽吹く 花は 斑雪 惜しむように 咲く 二人の 水鏡 視える世界 私はもう 其処に ゆけない 灰の世界に 君を追いかけた 足跡は 夜に 雪に 隠されて もう一人きり その名を呼んだら まだ届く 気がして どこかで君も 私を探していて 切望が 瞳を奪う 終の世界に 縛られた魂 零れる雫は 雪に 儚くて 諦められず 白銀の夜に 君を呼ぶ 灰の世界に ひとり追いかけた 足跡を 夜が 雪が 奪い去って もう視えなくて 手も届かなくて 永遠の雪と 眠りにつく この想いを 伝えて 遠く霞む 君の声が