翳る 運命 断ち切れ 無垢な 鳥たちよ 制限の無い空 羽撃たいて 舞う花 灰と 化して 降り積もる 夢の残骸 変わり果ててなお 捨てきれぬ想いに埋もれ 息も 吐けずに 奈落の底 眼を 開いて 救いの 絲 「探すのは 止めた」 偽りの 希望に 染まる この世界 命を燃やす 焔も 奪い去られ 彷徨う姿 照らす 宵の 灯 探し出せ 穢れた空から 落ちる 陽が 視界を奪う 目が眩んだなら 私が 君のための 瞳になる 覚めた 夢の果て 揺らぐ この世界 傷ついた 翼を 今も 羽撃たかせて 迷うことなく 君が 進むために 紡ぎ続ける この詠を 夢から 生まれた 願い 悪魔に叶えられた 未来には… 満たす 杯 天の 星は 遠ざかる 罪に濡れた 果実 手にした楽園 捨て 進めよ 迷い子たち 選んだ 道を 信じて 偽りの 希望に 染まる この世界 心を燃やす 焔も 奪い去られ 虚ろの 神に 惑わず進め 望む未来は 楽園に無いなら 翳る 運命 断ち切れ 目覚めの朝に 淡く 輝け 宵月 堕ちて 藍が滲む空に 光が差した 高く往く君を 導く 一迅の花が 薄闇の未来を 照らした