春咲けば 君に香ぐはし山吹 そらにみつ大和に響くのは春雷か 春されば 君に囁く鳥よ 天つみ空高く輝けよ 春風や 四方の空を染める雲 幾年のちか消えゆくのか 渡つ海 抗う朱殷を 來む世のちへと流すのか 涙か雨か 袖を濡らすのは やがて この燻りも 晴れゆくまにまに 夏の夜を彩る 一期の光よ そらにみつ大和に響くのは遠雷か 夏に咲けば 君に囁く月よ 天つみ空儚くも繋げよ 天命や 有為の奥に積もる闇 燃え尽き灰と散りゆくのか 見えぬ記憶で訴ふれば 現世を超えて伝うのか 移りゆく一年 飛花落葉の層 積もる雪に隠れてる新芽の夢 想い出に色付き 溶けて交われば 時世超える鐘の音 恋ふらむ春鶯や 共鳴す やあ 春咲けば 君に香ぐはし山吹 そらにみつ大和に響くのは春雷か やあ 春されば 君に囁く鳥よ 天つみ空高く輝けよ 春風や 夏の夜を彩る 一期の光よ 天つみ空儚くも繋げよ 天命や 移りゆく一年 飛花落葉の層 時世超える鐘の音 恋ふらむ春鶯や 共鳴す 万世に 枯れ果てた荒野に萌芽の行進を そらにみつ大和に咲く魂花繚乱や 万世に