俺は路上で でなけりゃ異郷で で最後は人知れずくたばるって はずだった 誰が望んで 時代を運んで 気が付きゃ夜の隙間に嵌って 出られないぞ 車線の上時計を放り投げて どこへでも 行かないか 忘れるよりも抱えたまま 楽じゃないが 失った夢の続きがあるのだろう ろくでなしの旅を 俺は都会で少しは学んで 孤独とガレージとこの車を 見つけ出した サイドミラーに飛ばされてゆく “ザ・ガール”はもう 出直そう かつてのようにはうまくゆくとも 限らないが 目指した場所はどこにもないことも 知ってはいたけれど 行かないか かつてのようには若くないのが おっかないが 失った夢の続きを見るのだろう ろくでなしの夢を