愛の罠のような 晴れの雨のような 針の穴を通すような 鏡割れてから 七年目の放浪の末 ついにきみに出逢う それを迷信と云えば 許されると思えた きみのベールを捲れば それだけでもう過剰な理由 まずはありのまま 夜のとばり開ける 街はゆらめくカリフォルニア 一体何を飲んで 一切遠くなって 一回目の成功をした まるで成熟の時計が 壊れてしまったみたい まるで青春の風邪を こじらせたような 狂った浮遊 愛の罠のような 晴れの雨のような 針の穴を通すような 梯子は倒れて 狐は嫁へいって いつか消えてしまう それを迷信と云えば 許されると思えた きみのベールを捲れば それだけでもう十分な理由 まるで成熟の時計が 壊れてしまったみたい まるで青春の風邪が こじれた理由と浮遊の理由