青春劇

歌詞

気付くと其処はまるで監獄 強い呪縛が身を焦がしている 自由など無い こんな場所に意思なんて無い 『生きている?』 『いや、死んでいないだけ』 そんな日々をただ繰り返している 惰性の命 屹度これは救いでは無い 重なる不満と歪んだ正義 俺達の声は届かぬ様だ 所詮は無力な雨曝し 継ぎ接ぎの言葉を吐く どうやったって主役じゃないし このまま腐っていたいから 理想と思考と偽装と誹謗が もうあやふやになってしまった 僕等偏に狂った とうに狂った 何処にも行けず何も言えぬままで 暮れ泥む現実を厭わず底の底へ 落ちていく 奴等は卑怯だ そうだ、卑怯だ この言葉も 無下にされていくからどうにも 不条理だ 嗚呼、 俺達の春を食い潰さないでくれ 教育だとか叱責だとか 聞こえは良いが全部最低だ 偽善者にすらなれやせずに 沈んでいくのさ 高鳴る鼓動と集団心理 俺達の顔も見えないようだ 虚勢だけ本当ご立派ね フラフラな立場のまま 下らない事は知りたくないし 事勿れ主義でいたいから 視線も奇言も詭弁も私怨も もうごちゃ混ぜになってしまった それは不埒な期待感 とんだ依存だ 此処にあるのは爛れた心だけ 個性は正されて普通をずっと 追い求めている 漂う不安はどう繕おうか 愚鈍な君にも分かるようにするよ 恣意的な悪意と確かな怒りが身体を 侵していく 全て無駄だ 全部無駄だ 二度とは相容れないだろう お前等を作る尊厳全部 自己保身もどうしようもない 利己的な思想 絶たれた視床 悲痛な叫びの残響 時代は既に移り変わった 主役は僕等だ、邪魔するな！ 偏に狂った とうに狂った 何処にも行けず何も言えぬままで 不埒な期待感 とんだ依存だ 此処にあるのは爛れた心だけ 僕等ただ弱者だった そんな自分だ この思い出に価値など無いようだ 全ては茶番劇、絆も愛も夢も友情も 従いたくはない でも逆らえない 今の僕等じゃ何も 出来ないからせめてもの反抗 まだ枯れゆく花の風情を 知らなくても良い