極彩、滲む頭 白く潰せ今すぐ 足りないものは全部だ 赤い涙流して 刺激を感じたいから 強めのをお願い もっと呉れよ足りない 脳を走る電撃 言葉はない世界の中 唯酔っては暗闇 いずれ僕が終わるときは 傍にいてよ、弱い子 星の群れが游ぐ夜に 愛してる、云えるかな 淋しいから電子音に 救い求めているわ あの子が行く宇宙の果て 後で写メ送ってね 宇宙柄のスカートは ちゃんと履いていくんだよ 流れ星が見えたならば 愛してた、云おうかな 受信できないけど君の 既読ちゃんとつけるよ。 水彩、なにか違う 青く透明なモノ 捨てたい過去に囚われ 息は最早できない 昏睡していてもいい 強めでも気にしない もっと深く沈んで 脳波揺らす電撃 管で繋がれた自分 病室から見た外 もう少しで死ぬんだね モルヒネが美味しくて このままどこか遠くへ 連れ去ってください 少女は眺めていた 終わる、その意味だけ