さよならをしないで ねぇ、ベリー 止められた呼吸で目が覚めて 愛されていたことだけ知って 透明に壊れていくだけ 玩具の地球は弱すぎて 花びら一つずつ落ちてくの 管でつながれた心臓に 灰になったあなたの色 モモイロベリー 病室の中 飛べない僕の 桜が咲いて 君の花束 知らないふりで 世界が割れてしまうまでは 願いは儚く消えてくが また春が来ると信じていた 翅をもがれた天使みたいに 飛べない街を見下ろしたの マネキンと化したこの体 まだ意思はあるが動けないな 涙が花になる なんでだろう 最早救いもないのかな モモイロベリー 病室の中 飛べない僕の 桜が咲いて 君の花束 知らないふりで 世界が割れてしまうまでは 「病棟の窓から見た桜が 綺麗だった。」 耳元囁く ねぇ誰だ カミサマは死んだよ一昨日に 動けぬ手足が許せなくて 可愛い我が身を切り裂いた 愛されたかったと泣いても 私は君にはなれなくて 落ちてく一人と惑星と 汚いピンクの血で染める 色 許してよ 許してよ こんな僕を許してよ 愛してよ 愛してよ こんな僕を愛してよ さよならをしないで ねぇ、ベリー 止められた呼吸で目が覚めて 愛されていたことだけ知って 透明に壊れていくだけ