こんなに綺麗な我が身が 終わっていくことが怖い ヒトの形をしていても 角は隠せなかったよ 友達なんかいなくて バケモノの子だと言われ そのたび心で泣いて 受け入れるしかなかった 個性を殺している大人たちが 莫迦みたいだって思えてきたわ ワタシに生えたこの角の意味も 許せるように 愛せるように 好きな人には言えないな 尖った黒い部分は 腫れものを見るような目で 角の話をされたよ だけども君は違うんだ 「この角がいいね」って それから君の前では 角を自慢をしたんだ。 産まれたままの姿で私を 精一杯抱いて 壊れてもいいわ ワタシにつけた名前のこと凡て 許せるように 愛せるように 解けていく心臓の音だけを 君に聴かせて 花を咲かせて じきに何も無くなるでしょうねって 淡いフロイデに 愛を咲かせて 死にかけの惑星で一人だけ ねむりに就いて 泣けど暗闇で 浮かぶ月は僕を殺すからね 強欲の月に 魔法をかけないで。 泣きたくなったのはいつのことだっ けか。 私のこの角が皆から邪険だって 言われてさ。 でも君はその角が可愛いねって 確かに言ってくれた。 でも、去年の冬の事だった。 君はさ、 突然いなくなるんだもんね。 馬鹿みたいだよ。 君を愛してたのにさ。 私の事を誰よりも判ってくれてた。 君が。君がさ。あぁ。 これ以上はダメだ。 個性を殺している大人たちが 莫迦みたいだって思えてきたわ ワタシに生えたこの角の意味も 許せるように 愛せるように 許せるように 愛せるように