最終列車をホームの上で 二つの影が待ちぼうけ 揺れる想いは 線路に預けて ただ夢見心地の帰り道 暗い歩道で もう一度だけ 君の名前を呼びたいです 声にならぬ 願いを飲み込んで まだ夢見心地の帰り道 まだ 後ろ姿と 靴の音で会話してるだけ あぁ 夜のいたづらが 時間を止めて奪うだけ 曖昧な星空のせいです 吐息の花びらが閉じる 今日も君を失い明日もまた 君に会いに行くよ 繰り返し あぁ 僕らうたうたいは いつも空想に犯され なんでも美化しちゃって 旋律に君まで閉じ込めて ため息に変えるだけ 愛の歌しか唄えないんです 言葉の魔法に溺れて 誰かを想う誰かの為にも あぁ 君を想い唄うのです そう決めた そんな帰り道