全部壊してしまおう いっそ戻れないほど深く 何も持たなくていい あなたがいるのなら 現実は不思議な箱庭のようだわ この手には望めない幻灯 ふたりだけ この世界で 見つめられるもの 触れて 確かに 熱を感じてる 冷えた体では 夢も見られないから 抱きしめていて 冷めた蛹に爪を立てて 引き裂いた夜明け前 誰も知らないうちに ここから出て行くの 輝いていたはずの 星の夜でさえも うつ伏せて眠ることを 覚えた ふたりだけ この世界で 信じられるもの 重ね 響いて 鼓動感じてる 抜け殻に滲みた涙を 忘れたいの あなたの傍で 塞がれた箱庭の 張り付くような綺麗な嘘 作られた現実で あなただけが私の渇きを 知っていたから ふたりだけ この世界で 見つめられるもの 触れて 確かに 熱を感じてる 冷えた体では 夢も見られないから 抱きしめていて