君の好きだった歌を 僕は忘れてしまったよ あの日の嘘もいつか 嘘じゃなくなってしまったね なんだか言葉だけじゃ 足りなくなってさ 君の手を握りしめたよ 本当は何をしたって 分かり合えないだろう わかってた わかってたけど 夜はいつも優しくて 僕らを飲み込んだ 知らない街へ行こう 誰にも見つからないうちに 「さよなら」 君に言わなきゃいけないだろうな 泣かれたら少し困るな これから僕は違う街へ行くんだよ 行くんだよ 行くんだよ どうにかこの街を出なけりゃ 僕はこのまま 頭がおかしくなってしまう もう少し 話したいこともあったりしたけど もういいや どうでもいいや さあ行こう 少し軽くなった体で 誰かに電話でもしながら 歌う言葉も嘘になって それでも生きていた日々のために