触れたさきでみつけた やわらかい袖の海 朝がきたら その点線に沿って 窓をどかして 君をみつけた 何度目かの朝に 呼んでる 4度目の冬に あどけなくしどけなく 謎の呪文を口ずさむ 抱きしめて離さない 嘘泣き見え透いてるよわたしの いいけど 泳ぐたびもたれかかる肩が 水を透かす 空いてる波間をすりぬけてゆく 腕にしがみついて 春を予感させる通り雨が降る 照らされたままの坂 走ってぶつかって星がとんだ 目を回す ため息 火照ったからだを静めるように まわりだした川の向こうで 泳ぎだした 波にのまれてく君と 砂になれたら 二度目の同じ日づけ 硬化した眠りは朝にほどかれた 生まれ変わったらすべて 忘れてしまうんだよって 結露した窓を人差し指で撫でて 濡れてもちっとも冷たくなくて 永遠なんてないなんて言わないで 泳ぐたびもたれかかる 不確かなまま 沈むまでよこにいれたなら 巡る海のなかに揺られたふたりきり 誰にも見えなくなれたら 遠くにみえる雲に浮く島に 辿りつけるまで波をはじいて
