繰り返す波の流れる先には 遠い日別れた恋人が住んでいる たそがれの海で小さく歌えば そこまで運んで行ってくれないかな 何もかもが新鮮だった トキメキのままに逢い続けた 忘れられない想いを今も ひとりで抱きしめる 本当の気持ちを確かめ合うには あまりに短い夏が過ぎていった 一緒にいたその時間が 楽しくてずっと傍にいたね 波に浮かべた寂しい気持ち 逢いたいよ あなたに もっと前にあんなふうに 心が触れ合う時があれば 良かったのにと 時のいたずら 憎らしく思った あの日に見た夕陽だけが ふたりを優しく包んでいた さよならのあと見える景色も 知らずにいたよ