消えることのない足跡 縛られつづけるのは「未来」 想いの底 覗いては つらつらと 過ちばかり 探してしまう ずっと 恋は まぼろし 行かないで 遠き人よ 想い出の色 手にあまる愛しさを どこへ どこへ 還そう 色とりどりのガラスも 糸が切れたままの十字も 忘れるため 手にした それなのに 面影ばかり 重ねてしまう ずっと 恋の終いは 壊れるか 愛になるか 寄り添うだけが すべてじゃないことも いまになれば 解るのに 宵や 彼の月 悪戯に 風が吹いて 同じ香りが 呼び戻した名残は とても とても 鮮やかで 夢は またたきいつまでも 遠き人よ 想い出の色 手にあまる愛しさを どこへ どこへ 還そう きみは 恋の彼方に