朧朧浮かぶは 焔に揺らめきし 蓮華の花か、彼岸に咲く花か 影向(ようごう)したるは 誰が為?人の為? 約束の為、秘めたる夢の為か 暁起きや 目覚めし眼に 今はもう遠き 記憶呼びかけて 有涯(うがい)のヒトと 千代に寄り添いて 九泉までも 嗚呼、幸いなれ 歌え 踊れ 笛の音あわせ 祭囃子を絶やさぬように 繋げ 音へ 命燈しましょう 我を忘れぬよう 暁月夜 目覚めぬ眼に 紫雲はいまだ見えず消え惑ふ 八千代に霞む 空蝉の身なら 稲妻宿し 香花となろうぞ 狂え 叫べ 音取る隙無く 千歳に降る業に啼くなら 震え 重ね 命散らしましょう 我を忘れて、さあ どうしてひとり、泣いてるのですか どうしてひとり、傷ついてるのか わたしのために、泣いてたのですか おまえのために、傷つくと決めた 亡くした記憶 欠けてた心は 片割れ…それは、あなただったのね 心に深く 言葉おとしましょう 「あなたと共に生きていく」のだと (災いも 嗚呼 幸いも共に) この身 強く抱きしめていた もう決して分かたれぬように 歌え 踊れ 笛の音あわせ 祭囃子を絶やさぬよう 繋げ 音へ 命重ねましょう 互い忘れぬよう