ストロベリームーン

歌詞

ストロベリームーン ねぇ 知ってる?あの紅い月のこと 海の向こうでは 苺に見えてるんだって ねぇ 知ってる?あの丸い月のこと 二人で見ると幸せになれるんだって 僕は知らなかったなって笑いながら ポケットに入れた 右の手をそのままにした 夏めいた夜の風に吹かれ いつまでも空を見てた どうか夢見るような横顔 見つめていられますように もう少しだけ近付いてみてもいい? これを逃したらまた1年も 待たなきゃ もうちょっとだけ速く歩いて 行こうよ しょうがないなぁ ほら 手を伸ばして 僕はそんなのいいよって怒りながら 走り出す君の背中を追いかけていた 巣立鳥が目を閉じる頃に同じ明日を 見てた どうか嬉しそうなその声をずっと 聴いていられますように 紅い満月が街を満たす 色付いた空は僕たちを夏に招く 僕は息を切らして走っていた 大切な想いはまだポケットの中 ねぇ本当に真っ赤で燃えてるみたい あなたと見られてよかったなって 思うよ ねぇ最後に 聞いてほしいことがあるの どうしても 伝えなきゃならないなって ねぇなんでいつも君は僕の 一歩先で大人になっていくんだろう これを逃したら多分もう 終わっちゃう気がするんだ ちゃんと 言わなきゃ 僕は君の名前を呼んだ 泣きそうな顔で 君は振り向いた なによって 涙を流して 宵の虫たちが鳴らす 音に遮られてしまわぬように どうかこの想いがあなたに 届きますように 夏めいた夜の風に吹かれ いつまでも握り締めた右の手 どうかいつまでもこのままの 二人でいられますように 大切にするあまり君を遠ざけて 言わなきゃなんにもわからないのに 言えないんだ 傷付けるのが恐かった 違う傷付くのが恐かった 紅い月だけが二人を照らした