くすぶる戦塵 月明かり 冥界の誘いに 私を縛るのは バラバラになった 淡き記憶 果てのない欲望の渦に 引き込まれ堕ちてゆく 穢れたタクトの先で 踊りだす世界 黄泉還る命 十字架に捧げよう 置き去りにした憧憬が 君に往き着く運命なら それも悪くはない 覚醒の燈火は 消えない 光を失い 侵食を赦さず生を穿つ 私を醒ますのは 確かな愛と 真実だけ 色あせる景色の泡沫 終焉を待つようで ざわめく神話の輪舞 すれ違う二人 折れそうな羽を抱いて 飛び立つ空は 果てしなく遠すぎて 闇が刃を翳らせて 孤独を呼ぶのなら 涙が枯れるまでは 堕チヨウ… 麗しき死神の声は 禁断を囁いて 湧き立つ戦禍の炎 繰り返す刺傷 解き放つ闇の呪縛 微かな痛み 暴きたい真実と明日を 見い出す旅路なら 恐れることはない 穢れを流す雨は やまない