どれだけ僕が考えても 奇跡が起こる訳ないし 君が今、何を想うのか それすら分かりやしない どれだけ僕が抗っても 地球は回り続けるし 当たり前を守りながらでも 僕たちは歩いていく 普通である為に吐く嘘が どれだけの覚悟であるだろうか 何も無い街の隅で 躍り狂う花弁を僕は追っている 咲き誇れ四月の花 誰でも無い君は君のために今日も 咲いてる 生まれた時には分かってた 僕は君にはなれないから 僕は僕らしく生きていけるし 君を綺麗と思えるし 普通に生きていくだけのことが どれだけの痛みを背負うのかを 大人になり初めて知る ただ僕だけを守って生きてる 何も無い夜の裏で 僕は一人、鼓動を確かめている 勝ち誇れ痛みの中 誰でも無い僕は僕のために 今日も生きている 振り返んないように手を振るよ 青い春が僕らを送るよ 散り出した花弁の行先を想って 僕は行くよ 何も無い路地の裏で 僕ら出会う その声を僕は知ってる 咲き誇れ四月の花 誰でも無い君は君のために今日も 咲いてる