飛び込んだ 僕は征くようだ 淋しいと言うのは 置き去りの僕を僕は知って、か 灯していた火を思うのは 夜明け前 叫びたくなるから 君はトーチに灯を焚べたんだ 引き返せない 今日も僕ら 空を泳ぐ夢を見てる 君が映した人型の輪郭は 君以外、何者のでもないだろう 夜空の隅で君が掲げた焔は 確かに僕らを照らし続けている 飛び出した 君は行かなくちゃ 淋しいこととか いつまでも君の腕の中 辛いこと 悲しいこと 痛いこと 虚しいこと 数えだしたらキリがないや 全て君が君であること 最果てで叫んでいて 僕が残した亡骸は空のまま 僕以外、誰が僕を演じるのだろう 世界の端っこで「ここだよ。」 と叫んでいる 光は消えそうであろうと 確かに見えている あの日焚べた焔は今も揺れていて 陰を落としている ただ これがきっと 僕自身であること もう知ってるよ 君が映した人型の輪郭は 君以外、何者のでもないだろう 都会の真ん中で君が掲げた焔は 確かに僕らを照らし続けていく