肺が凍りつきそうな冷たい空気の中で 暖かい缶コーヒーを二口で飲み干した 焼けるようなブランデーで空いたグラスをぬらした ほてってきた体と切なくなる胸の内 疲れた心に強く当たってくる波風は 考えたくないこと 一緒に連れてきてしまったみたいだ 僕は今息をしてて右手の居場所を探す 近いもの遠いもの止まれの意味赤信号 見つけたい僕も 何かに夢中になれるものを 熱くなりたくて 冷めてる自分にはもう飽きた 背負っているリスクは 確かにちょっとでかいかもしれない 俺にはちょうどいいハンデだ あなたのリズムで歩いてってください 地面に穴をあけて 僕がその中で眠る 人の歩く早さが 僕をみじめにするから 世の中は僕に 楽になりたいかと聞いてくる 僕は聞かないふり 本当は楽になりたいのかも 背負っているリスクが君をそこまで育てたのかもよ 俺は君が大好きさ そんな怠けたところも踏まえてね 目の前にあった壁なら 君の背丈とあんまり変わらない さっきまでの自分と少し目線を変えて 当たり前のことだけれど 大切なはずのもの