あの頃 時計は動きだし 右手のスプーンは曲がりくねり 思いはドアを越えて届いた 卵は乾いた音をたて フライパンの上を彷徨ってる 昨日と明日の隙間にいる 悲しみが空一面ひろがるまで 光を背にしたきみの写真をみた 砂と涙が手のひらで 蝶の模様に変わりはじめ 目の前の坂をかけあがると 海がみえた ある時 英雄が倒れて 右手のペンから血が流れた ぼくらが目覚めて間もない頃 時代は乾いた煙吐き ベンチに向かって転がってる 会話は途中で雨に泣いた 眩しさが空一面ひろがるまで 笑いを手で隠すのは反則だよ 汗と涙が胸の奥で 削る赤土こぼれおちた 目の前を遮るものはない きみが笑う そして消えた 枯れ木を片手に 道なき道歩いた キラリと歪んだ音が飛ぶ 雲の上で 砂と涙が手のひらで 蝶の模様に変わりはじめ 目の前の坂をかけあがると 海がみえた きみが笑う そして消えた