王国を誇る青い旗は 君を救ってきただろうか? あの日君が信じたその神は 人を殺さず命を説いたか? 揺れる炎に 身を向け目を閉じて息を吸い込む 誇れる未来を 夢見て絶った自らその命を 揺れる炎に 身を投げて息を殺した人 月に透かして 燻す煙から声が聴こえた 「キミヨ。アカク。イキヨ。」 故郷に灯しぶ蛍の田園 眠れぬ夏夜カゴメヤカゴメ 精霊達が浮かび遊ぶ 都にゃ上れぬ鬼がおって上れん 亡骸さえも郷にゃ帰りゃん あの子もおらんこの娘もおらん 髑髏花瓶の目玉に花 枯れたお花じゃ供養にもならん 揺れる炎に 身を投げて息を殺した人 止まった時計の 秒針突き刺した脈打つ心臓に 故国の唄よ。 「君が代は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで」 永遠にこの唄を胸に抱いて