いつの間に雨が 降り始めていたのだろう 遠い潮騒まるでそんな音だね 外を見つめる君の黒い瞳の中に 絶望よりも深い優しさがある この部屋で夜を重ねた君とは違う 僕の知らない君を迎える場所がある <♪> 髪をほどいた君を 背中から抱きよせて 残酷すぎる温もりを感じてる この部屋でいくら 愛を重ねたとしても 僕の知らない君が別の人と眠る 月よりも遠い夜空に君を呼ぶとき 愛の果てで僕の声を聞くだろう 窓の外に見えるひしめき合う人の波 それぞれの愛の形 それぞれの夢 ああ君よこれ以上 夜を裏切らないでくれ 愛の存在なんて あまりにはかない 呪われた空よつかの間の安らぎを 壊れゆく涙の代わりにください