流れるイントロに揺蕩って浮かぶ 溶けてしまうような ひとつになるような まどろみのしじま ぽつりと堕ちた 雫は一生ぶんの重みがした 溺れて 踠いて それでも、この世界がまだ 好きだよ その手を その手を 今は離したくない 交わらない未来から 目を逸らしていた 鉛色した空、雑踏が歌う そこから見たわたしは どんな顔だろう わらって かなしんで だからこそ、あなたの世界が 好きなんだ この手は この手は どうして?届きそうもない この目に映っているのに 近すぎて、遠い いつだって その面影探してた ねぇ、側にいさせて その手を その手を 今は離したくない 交わらない未来から 目を逸らしていたけれど このまま このまま どこかへ連れ去ってよ 孤独のバスルームから 声がこだました 夢をみていたんだ