もしも君が私なら 澹い澹い闇に包まれて熄えるだろう 延びる道程に矗える 多い覆い無間と並ぶが何某かも 一つ弌つと弍び続ける 事は知らずと羅針盤に沿う 草木瀝る露天の過去を 何時か晨に逸った 匡して呉れないで 不測の緒で 無人駅へも溢れ征く範疇で 大雹が暴れる 割りに叩く そして没れる地表の間隙に 分かるのだろうか 天帝を待てる君に 待てば恵みが降る位置に立つ君に 全て泛いて刺さり傷痍を負う 森羅の植樹が 蟾も星も雲も無い 奇様な暗道の何処までを 歩くのだろう 延びる道程 面前に 五里霧中と靄く永久の一筋を只 最果ての先 宙を描き見て 右も東も分からなくなる 生ける死せるの輪郭ですら 何処か闇に亡った 匡して呉れないで 無根な理で 勝手口から爆ぜて飛ぶ力動で 大風が唸れる 喝しに来る そして広がる不毛の土地息吹 分かるのだろうか 掌上に乗れる君に 乗れば忽ち掬い出さる君に 全て泛いて虔い征く殆と 布陣の轟句 その咆哮が 匡して呉れないで 不純な礎で 姶い暗に見つけた安息を 大已が恩赦を仮向け渡す そして夜露が冷たくも亘る 分かるのだろうか 何も知らない君に それとなく嵌まり其処に立てている 君に 全て泛いて干させた末裔の 凪に泛かぶ轟きが 匡して呉れないで 只 独り善がりに 勝手矢鱈と均すような重機火で 嗚於、何も無いと味を占め卸し領む そして繋がる君の網膜に 分かるのだろうか 可視しか見えない君に 球面だけで衷を見た気の君に 全て泛いて四角き量産に聘う 自然の戻す洪水の泗が 分かって呉れないで 只 独り善がりに 宜を蒐めた敬虔たる涵養で 大勢が賑わう 罷り通る そして化かれた羅刹の溜り場に 分かるのだろうか 勇名を突き出す君に 已むに已まれず穢した その末に 釁られ切った非ざる対の掌で 怪物の手向く 黒百合の純粋さに もしも君が私なら 澹い澹い闇に耐えられず 熄えるだろう
