Track byTattletale
落ちてきた夕の線をなぞり、 花を持たせて 暗がりに目を慣らすように 浮かんだ言葉を咀嚼する 死んだなら分かるだろう 記憶に無い不自由さも 雨模様 土曜の夜 母の弾いたピアノの音 いつかの思い出せぬ悪い夢も 不貞腐れて飛んでいった 僕達はまだ過去の中で 不確かな五感を追う 例えば教室の 窓から見た街が ただ赤く染まっていなくても いたとしても ただ心を打つそれのように 無数のヘッドライトの群れ 夜の中で星の様に燃えている 頭上に浮かぶ 月が少しずつ欠けていく