昨日まで降ってた雨が 嘘みたいに晴れた朝 「似合ってるね」ってその一言 それだけで今日が始まった 教室の窓に映る空は 何も変わってないはずなのに 君と目が合ったその瞬間 違う色で輝き出した 少しだけ背伸びした靴で 君の歩幅を真似してみる 追いつけない距離さえ今日は 悪くないと思えたんだ ねえ、君は知らないでしょう こんなにも毎日が忙しい理由 笑うたび心が揺れて 名前もない気持ちが増えていく 言葉よりも先に走ってく 胸の鼓動がうるさい午後 ありふれた景色の中で 君だけがちゃんと光ってた 放課後の長い坂道 寄り道ばかり選んでしまう もう少し隣にいたくて 理由なんて探さないまま 他愛ない話の続きは 明日に残してもいいのに 「またね」が少し寂しくて 空を見上げて深呼吸した 叶うとか叶わないとか そんなことまだ知らなくていい 好きになったその事実だけ 大切に抱えていたい ねえ、君は気づいてるかな 何度でも視線を探してしまうこと 何気ない優しさひとつで 世界まで優しく変わること 未来なんて遠くてもいい 今日がちゃんと笑えているなら 何ページ先の物語も 少しだけ楽しみになる きっと大人になった僕らは 違う景色を見ているだろう それでもこの胸の高鳴りは 消えないまま残る気がした ねえ、君は知らないままでいい それでも好きだった今日があるから 泣きたくなる夜が来ても この季節を思い出せる 昨日より少しだけ強く 昨日より少しだけ素直に 歩き出せる理由をくれた そんな君にありがとう 夕暮れの風を追いかけながら 明日もきっと笑いに行こう
