失われた故郷 傷ついた大地 果てしなく続く 草原に眠る戦士 風が渡る どこに行くのだろう かばんに入れた1枚の写真 君の笑顔を閉じこめて 駅に向かう 景色が走る 時間が飛ぶ 遠い記憶が流れて 2度とここには帰れないだろう あふれる涙に濡れて 青くにじんだ夜 切り取られた白いつめのような月が 寒そうに浮んでいる 星も隠れている 追われた日から いつも月は 不安定に震えて 心の奥に忍び寄ってくる 押えきれない孤独 奪われた日をとり戻して 夢の中へと導く 近づいてくる君の足音 振り向くと目が覚めた 景色が走る 時間が飛ぶ 遠い記憶が流れて 2度と君には会えないだろう あふれる涙に濡れて