駅の四番ホームで立ってた 温くなった珈琲片手に僕は ぼんやりと空を眺めてた きっと僕は貴方の渦に呑まれました 疼く心の奥が何処か締め付けて 人混みの中で見つけたんだ 改札の前で立っていた 其れは煌めきだった ときめいていた 虜になったんだ こんな夜は貴方と踊っていたいだけ 靡く嫋やかな呼吸さえ 其れは刹那の味と銀河の裏側 渇いた喉と夜だけが 泡の様に溶け合う程 綺麗じゃなかったな 何処か静けさが残るまま あどけなくて大人びた横顔 記憶の側 あの頃はまだ知らないだけ 恋の美しさも苦しさも 夜を抜けて 今を越えて 過去も何処かに置いてきた 何処か遠く遠く飛んでいった 悩みだけ 想いは強く募るから 今はよろめく様で 眠れぬ様な 醒めないままの幻が 二人をそっと近づけるの 目を閉じれば見える惑星も 幼気なあの頃も 全部戻れない 同じ様に息をしている 同じ様に息をしているだけ こんな夜は貴方と眠りたいだけ 靡く嫋やかな呼吸さえ 其れは刹那の味と銀河の裏側 渇いた喉と夜だけが 泡の様に溶け合う程 綺麗じゃなかったな 去り際に 貴方を呼び止めた まるで宇宙の様に煌めいて 僕は貴方の心の軌道上