景色がまどろむ 窓辺の昼下がり 木の葉が揺らめく トコトコ足音 微かに近づく 物陰隠れて 三角帽子の名前は 並べられた木の実は 未知への扉へと 君は小さな案内人 トンネル抜けたら 指差す尾根まで おばあに聞いてた 昔話 千年息づく 大樹の麓に 二人の住処の ほら穴 時を忘れ過ぎゆく 不思議な仲間たち それは小さな案内人 カシャセンピ マドリーナ セペランサ モリエーラ 僕らの繋がる 合言葉 懐かしい香りに 不意に誘われ見つけた あの日の扉 開けば 無くしていた記憶は いつかの子守唄 今別れの時が来た 再び 巡り会えると そう小さな案内人 遠のく意識と 握った木の葉は 大人の僕へと 送る手紙