からっぽのような あかるい夜から 君のこと思う この暗い部屋 悲しい声はききたくないよ ひとつふたつ 皺がふえてく 踏んづけた影が やけに揺れて 窓の向こう どこへ行こう また晴れたら 形あるものに とらわれすぎて あの夕やけすらも 物足りず 道なき道を ただひたすらに 歩きながら 首をかしげて 置いてきた影が やけに気がかりで 明日になれば 僕らは忘れるよ 窓の向こう どこへ行こう また晴れたら 瞳のもよう 辿ってみても 吸い込まれそうな 夏の幻 それでも微かに 真っ白な朝日を 小さな星の 小さな部屋に 映す