そう ただ まだ 突っ立っているんじゃ その まま また 矩に納まるから 宝探しの罠 もう 殻 から 抜け出したらば からから 飢えた体 だから 鞄に詰め 我が儘 それで 山か 馬か 島か 選り好み 毒の沼を まさに 突き抜けて どこへ行くの 死の砂漠を 渡る わたしたち泡みたい そう なら まだ 突っ立っていたんだ そう ただ 嫌だ 羅針盤見て 頭 体 分離して あぁ 嫌だから 猿の真似 促したら 型に嵌める 逆さま 感情から逃げて ただ また 戻りたいの 浜か 沼か 宮か 選んだなら どうだか 満ちるのか 満たすのか 宝探して 毒の沼を まさに 突き抜けて どこへ行くの 死の砂漠を また 描き続け なぜ焦ってるの 雪の山を 狭間に見て 苦しいのなら 魔界の門を 探す わたしたち馬鹿みたい そう なら まだ 突っ立っていたいんだ そう ただ わたし生きていたんだ