騙されるな それは虚像だ この目に刻まれた 紛い物らは 競う奇想して 誑かして 七色にさざめく 嘘を売り飛ばす ここはどこだ あれはなんだ それはだれだ どこへゆく コントラストが壁を隔てている そうだろう? 黎明期の 影を見て 比較したらば ヤツの 思う壺 どうしようもないほど 手遅れだ 僕らに できるのは そう しようもないほど ただただ 僕らを 愛でるのだ 虚像の 虚像は かがみのよう 絆されるな それは虚像だ 立ち眩みが 僕らを襲うなら 夢想の層から 逃げ出すように 七色にさざめく 嘘を薙げ そうだ 貼りつけた山脈が崩れる時 騙されるな それは虚像だ この手に握られた ガラス視て 草創期の 銀の光 眩さに 瞼 閉じるなよ 上昇すらも できないほどに 形は ブレてゆく 本性すらも 失われて 僕らに できるのは どうしようもないほど 手遅れだ 僕らに できるのは そう しようもないほど ただただ 僕らを 愛でるのだ 虚像の 虚像は あなたのよう