朝日がぱっと咲いて 夕日がしゅっと燃えた 噓みたいな花火を見ていた 君は言う 「ありきたりな言の葉は 堕ちて踏み固められ土へ還るだけ 誰も彼も 何かを諦めて生きるのなら いっそ初めから 捨てたほうがましでしょう?」 虚ろに触った 正しさを超えた 道標はどこにある? 後遺症を抱え 震えた指の先 悲痛な叫び声が 染み込んだ憂鬱が 点睛を欠いて視界を閉ざす 君の隙間の形に 僕の心をくり抜いてさ ぬくもりがじんわり伝わるように 生命を埋め込むんだ グラスに溶けだす僕の代償 浸食する感染症のように 神様、 お互い様が正義と 評価されるのならば ペットボトルに一杯の薔薇を 注いでもいいでしょう? 今、絵画にかぶった埃払って 挺身の奉仕志願者の登場 見せたい世界がある 見せたい未来がある 嗚呼、麻酔を突き刺して 包帯を巻いて 「まだやれる」 バイタリティの移植は猛毒 紅く、黒く、絞りだして 傷口が埋まらない 横たわった延命治療 愛なんていう綺麗なもんじゃない 「まだ足りない」狂気 脱水症状とひとかけらのピース 巡る、削る 滴った命で君の手を握る 絡まった感情 抽出するDNA 快晴の思い出に添えた影 決して、決して離さないで 明日へ連れて行くんだ 昨日は捨てさせないさ きっとまた月が昇って 裏側に光が当たるでしょう ずっと手を繋いでいよう 深海の中 口づけて送り込んだ生命線 まっさらの解答用紙に 天国行きの夢を見る 突き動かす君の律動 反作用と暗転 朦朧 もうどうでもいい これでいいと唱え続けるんだよ 切れるまで使って 消えるまで与えて 枯れるまで裂いて 受け入れよう代償 心臓の半分を 挺身の××志願者の強情 見せたい世界がある 見せたい未来がある 見えない世界にいる 僕らが壊れてく